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形容詞を学びましょう
1 日本語にも形容詞はありますよ
「形容詞(けいようし)」というものは、日本語にもあるんですけど、すごく単純に言えば「い」で終わる言葉がだいたい形容詞です。
「うつくしい」「おおきい」「長い」とかが形容詞です。
日本語で考えてもわかると思うのですが、たとえば「おおきい」という形容詞を使ってどんなことを表現できるかといいますと、
おおきいテレビ
おおきいテーブル
のような言い方ができます。
これから何がわかるかというと、
形容詞は名詞にくっついて、それがどんなものなのかを説明する働きがある
ということだったりします。だって、テレビもテーブルも名詞(物の名前を指すことば)ですよね。
で、テレビとかテーブルとかが、どんなテレビなのか、どんなテーブルなのかを、説明するために、「おおきいテレビ」「おおきいテーブル」という言い方をしますよね。
さて、形容詞は名詞を説明するわけなのですが、それにはもう1つパターンがあって、それはたとえばこんなかんじです。
このテレビはおおきい。
このテーブルはおおきい。
これらの場合は、名詞と形容詞がくっついてはいないで、ちょっと離れてますよね。
でも、やっぱり「おおきい」という形容詞が説明しているのは、あきらかに、「テレビ」とか「テーブル」という名詞ですよね。
だから、ちょっと離れていても、やっぱり名詞を説明することはあるわけです。
2 英語の形容詞は、外見じゃあわからない
英語にもとうぜん「形容詞」と呼ばれる単語があるわけです。
さきほど書いたように、日本語の場合には、形容詞はかならず「い」で終わる、という規則があるのですが、
英語の場合は残念ながら、そんなシンプルなルールはありません。実にいろいろな文字で終わります。
たとえば、small,
large, short, longといった単語は、みな形容詞なのですけれども、各単語の最後の文字は、l, e, t,
gとなっており、めちゃくちゃです。
だから、英語の形容詞のつづりになにか規則とかルールがあると期待しないほうがよいです。シンプルに、smallは形容詞、largeも形容詞・・・というように、単語が出てくるたびに、「これは〜詞だ!」とひとつひとつチェックしておぼえることをおすすめします。
3 英語の形容詞の使われ方:基本の2パターン
大きく分けて2つのパターンがあります。
@ 名詞の前に、名詞とくっつくように置かれます。
(例) a large house
*冠詞(aとかtheのことです)を書いてから、その後形容詞、最後に名詞、という順番でならべます。
A 第2文型と第5文型に登場する、「補語」の位置で使います。
(例) This
house is large. (この家はおおきい)
*(この例は第2文型です。主語=This
house, 動詞=is, 補語=largeです。文型についてまったく知らないと、理解するのがつらいと思いますので、そういう方はまず5文型について少し学んでください。)
(例) I find this book easy. (私はこの本をかんたんだと思う)
*この例は第5文型です。主語=I, 動詞=find, 目的語=this
book, 補語=easyです。)
*文が何文型になるかは、動詞によって決まります。
つまり、isという動詞(厳密にはbe動詞と呼ぶべきかもしれませんが)は、第1文型か第2文型にしかならない、と決まっています。
また、findという動詞であれば、第3, 4, 5文型のどれかにしかならない、と決まっています。
どの動詞が何文型になるのかをまず根性で丸暗記してしまえばよいな、とは思わないでください。それは相当つまらない勉強になってしまうと思います。
なので、徐々に時間をかけて、「この動詞はこの文型を取ることがあるんだ〜、へえ〜」と思う体験を積み重ねていくのが本当は望ましいと思います。
4 英語の形容詞の使われ方(ちょっと応用編)
一部の名詞は、形容詞で説明したいとき、その形容詞を後ろにつけなくてはいけなかったりします。
そういう変わった名詞の例:something, anything, nothing, someone,
anyone, no oneなど
(例) I want something
cold. (何か冷たいものがほしい)
また、一部の形容詞は、名詞の後ろに置かれたときに、いつもとはちがった意味になったりします。
そういう変わった形容詞の例:present, alive など
(例)
the present situation (現在の状況)
*presentは、名詞の前に置かれると、「現在の」という意味の形容詞です。situationは、「状況」という意味の名詞です。
(例)
students present (出席している学生たち)
*presentは、名詞の後ろに置かれると、「出席している」という意味になります。studentは、とうぜんおわかりでしょうが、「学生、生徒」という意味の名詞です。
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