冠詞の基礎
冠詞a, an の使い方
a, an は、数を数えることができる名詞(可算名詞)の単数形につけます。
(例) He has a car. (彼は車を持っている)
ふつうa を用いますが、後ろの語の発音が母音で始まる場合には、an を用います。
(例) He eats an apple every day. (彼は毎日りんごを1つ食べる)
*母音を担当する文字はふつう、a, e, i, o, u です。しかし、oとuは、場合によっては発音が子音で始まる読み方をし、その場合は冠詞はan ではなくa です。
(例) a university(大学), a useful subject (役に立つ科目), a one-day trip (日帰り旅行)
*逆に、ふつうは子音を担当する文字であっても、発音されなかったり、または、母音で始まる別の読み方をしたりする場合には、冠詞はan にします。
(例) an hour (一時間)
冠詞the の使い方
(1) どんな名詞に対しても、一般論ではなくて、ある特定のものに限定する必要があれば付けます。必要なければ付けません。
(例1) I don't like girls. (おれは女ってやつは好きじゃないぜ)
(例2) I don't like the girl. (おれはその女の子は好きじゃないぜ)
* theを使った場合には、それにさらにa, an をつけることはありません。
× I don't like the a girl,.
(2) 世界に1つしかない普通名詞の多くにはthe がつきますが、the が付かないものも多いです。
固有名詞でも、the が付くときには付き、付かないときには付きません。
(例) the world (世界), the sun (太陽), the moon (月)
共通の注意事項
冠詞は、所有格(my, your など、誰のものなのかを表す言葉)とは一緒に使えません。
× My a computer is new.(私のコンピューターは新しい)
× A my computer is new. (私のコンピューターは新しい)
○ My computer is new. (私のコンピューターは新しい)
× My the car is very old. (私のその車はとても古い)
× The my car is very old.(私のその車はとても古い)
○ My car is very old. (私車はとても古い)
○ The car is very old. (その車はとても古い)
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