高校英作文の急所:名詞

1. 多くの辞書では、数えられる名詞（＝可算名詞）は「C」と、数えられない名詞（＝不可算名詞）は「Ｕ」と表示されています。ＣはCountable、UはUncountable という英単語の頭文字です。
2. 名詞にはおおよそ５つの種類があります。それらは以下のとおりです。

• 普通名詞（book, computer などふつうのものの名前）
• 固有名詞（Jason, Judy, the Statue of Libertyなど、特定のものの名前）
• 集合名詞（audience, family, furnitureなど、人や物の集合体を指す）
• 物質名詞（stone, water, sound, lightなど）
• 抽象名詞（peace, love, justiceなどの抽象概念）

3. advice（助言）、furniture（家具）、evidence（証拠）や、baggageやluggage（手荷物）は、日本語で考えると意外ですが、不可算名詞です。数える際には、a piece of advice のように、「a piece of 〜」というパターンを使います。
4. people（人々） は、person の複数形です。さらにs を付けてpeoples とはしません。しかし、peopleが「国民、民族」という意味で使われるときには、a people, two peoples というように、数をかぞえ、sをつけることができます。
5. manner は、単数形のときは、「方法」という意味です。日本語でいう「マナー、行儀作法」 という意味になるのは、複数形のときだけです。ですので、たとえば「よいマナー」であればgood manners となります。
6. the police はつねに複数扱いをする集合名詞です。
7. スポーツのチームは、単数として扱うこともできますが、複数として扱われることも多くあります。たとえば、サッカーで言えば、Arsenal are not good today. （アーセナルは今日はよくありませんね）のように、アーセナルというチーム名に対して、複数主語に対応するare を使うことができます。