高校英文法:不可算名詞なのにa がつくの?
たとえばknowledge (知識)という
英単語は、大学受験範囲にふつうにおさまる
不可算名詞です。
ジーニアス英和辞典を引けば、
「U」
とはっきり書いてあります。
「U」は不可算名詞のマークです。
(Uncountable のU)
しかし、
形容詞のgood などを
knowledge につけたとき、
ふつう同時にa もついてくる
ということをご存知ですか?
「彼は英語についてよく知っている」
という文をあえてknowledge を使って
書くなら、
He has a good knowledge of English.
というふうになるんです。
ロングマン英英辞典でその説明を
見たことがあるのですが、
不可算名詞に、その質とか状態的な
説明をする言葉がくっついてるとき、
同時にa もくっついてくる
みたいなことが書いてありました。
「知識」は確かに数えられないですけど、
でも、「豊富な知識」とか「頼りない知識」とか
その質によっていろいろな種類の「知識」
がある気もしませんか?
知識の質には種類がいろいろある、
つまり何個かあるから、不可算じゃなくて
数を数えられる気がしてきます。
だからa が付いてしまうのだと思います。
潮田耕一
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